どーも、okuma(@okuma03)です。
オーストラリアの観光名所で最も有名な場所といえば、そう!エアーズロック(ウルル)です。
私がワーホリ中にどうしても訪れたかったのがここで遂にそれが叶いました!
その姿を拝めただけでも最高だったのに登頂までも果たせてもう感無量です・・!
しかし到着するまでにハプニングが起きてマジで大変でした。。
今回はエアーズロックとウォルパ渓谷のある【ウルル・カタ・ジュタ国立公園】やキングスキャニオンへ向かう方々に向けて、
- ウルル、キングスキャニオン、ウォルパ渓谷の体験談
- どうやって行くのか
- 必要なもの(用意すべきもの)
- 滞在期間(どのくらいあれば良いのか)
- 滞在費(ガソリン・食費など)
などをお伝えしていきます。
もちろん皆さん調べて行くと思いますが、情報は多いに越したことはありません。
実際に行った身として現地で気をつけてほしいことも併せて書いたので参考になれば幸いです!
目次
地球のへそと言われるエアーズロック(ウルル)の体験記
きっと誰しもテレビや写真などで一度は見聞きことがあるでしょう。
ウルルは日本の富士山と同じように、オーストラリアでは有名すぎる観光名所です。
オーストラリアの原住民であるアボリジニが名付けた名称です。
私は2泊3日の間、ウルル周辺に滞在して観光名所を巡りました。
まずはやはり世界遺産であるウルルから紹介していきます!
夕焼けに照らされるエアーズロック
初めて訪れたのは着いた当日の夕方ごろ。日が落ちてくる前の夕焼けで輝くウルルを一目見ようと観光客がどんどん国立公園に訪れます。
入り口には既に長蛇の車の列が出来ていました。

駐車場がいっぱいになる前になんとか滑り込みで入れました!そこからベスポジを探し、来るべき瞬間まで待機。
辺りを見回すと同じようにカメラを構えて待っている人がたくさんいました。中には軽食を食べながらワインを飲んでいる外国人達も!さすが海外(笑)
待つこと1時間。ようやくその瞬間を迎えました!

行く前から楽しみにしていただけあってめちゃくちゃ良かったです!!
これが全て自然で出来たものだというから驚きです。
ベストなタイミングで臨むなら日の入り時間を確認してから向かいましょう!出遅れると駐車場も混むし、人で溢れるので良いことないです。
日の出と共に見るウルルは神秘的
翌日のお楽しみといえば、日の出と共に見るウルルです。当日は朝の5時半に起床し、朝ごはんを簡単に済ませて向かいました!
朝早いのに観光客が次から次へとやって来ます。日の出が上がる7時頃にはビューポイントはたくさんの人で埋め尽くされていました。

所感ですが、夕日は壮大さが増し、朝日は清々しさを感じさせました。
同じウルルでもこんなにも見せる表情が違うのかと驚きを隠せません。
2019年10月26日に登山禁止となったエアーズロック
ところで、このニュースを覚えているでしょうか?
オーストラリア内陸部にある世界最大級の一枚岩「ウルル(英語名エアーズロック)」への登山が2019年10月26日から禁止されることが決まった。11月1日、先住民アボリジニや政府関係者でつくる協議会が発表した。
引用:日本経済新聞より抜粋
アボリジニが聖なる場所に人が土足で踏み入れるべきではないと年々主張していたことが遂に受諾され、全面登山禁止となりました。
これについては賛否両論あり、オーストラリアでは一大ニュースとなりました。
エアーズロックに登頂開始!頂上の景色は一体どんなの?
私が訪れたのは2019年4月。ということは・・


正直いうと、現地まで来たものの登るかどうかはギリギリまで悩みました。
しかし、もうこのチャンスを逃すと一生登れないと考えると、やはり登ってみたい!という好奇心の方が強かったです。
登山する決意を固め、ツアースタッフらしき人に登山口はどこか?と聞くと、なんと今は閉まっているとの返答が!
なんでも山頂付近は風が強いから特に危ないそうで閉めているとのことでした。

この時ばかりはここまで来て登れないのか・・とさすがに肩を落としました。
ただ、ツアースタッフさんが言うにはもしかすると午後には開くかもしれないから様子見てとのこと。
諦めるのはまだ早い!と思い、ウルル付近を散策しながらわずかな希望を持って登山口に向かってみました。すると、


ウルル登山は前途多難!
準備運動も束の間、早速登山開始!!(良い子はきちんと準備運動しましょうね)
ちなみにその日の私の格好はというとTシャツにパンツ、スニーカーとめちゃくちゃラフ。
周り見渡すと同じような格好している人が大勢いました。登山に必要な道具や格好をフル装備している人は逆に少なかったですね。
登っている方の年代は20代〜30代と見られる若い人が多かったです。中には小学生くらいの子供もいました!

登り始めて10分後・・

何がキツいって上の写真に写っている鎖があるところまで行くまでがすでに試練だからです。
這いつくばっている人の姿がお分かりいただけるでしょうか?
ここの岩が滑るのなんの。手を使わないとまず登れません!
滑りにくいスニーカーは必須ですね。
なんとか鎖のある場所までたどり着きましたが、ここからが更に地獄でした。。
命綱なんてもちろんありません。あるのはこの鎖のみ!これを頼りにひたすら上を目指します。
途中休みたければ下から登ってくる人の邪魔にならないようにしないといけません。滑り落ちないように気を付けながら休むので気が抜けない!!
登り始めて30分くらい経った頃でしょうか。
やっと本格的に休憩出来る・開けた景色が拝めそうなポイントまでたどり着けました。
ここまで来ると満足したのか下山する人も結構いました。

と錯覚するほど(笑)でも頂上にありそうな標識らしきものもない。

よく観察すると更に上に行けそうな新たな鎖を発見!少し休んでから再度登り始めました。

道中はこの白線を目印に歩を進めます。
ヒヤッとする場所も多くありました!本当に危ない。。
やっとの思いでウルルの頂上へ!
登り始めてはや1時間経過・・。遂にその時が!!
遠くにウォルパ渓谷が目視出来ました!

↑頂上を示す標識
山頂は風が吹いていましたが、天気の良さも相まって気持ち良かったです。
ここまで来る途中アップダウンが激しいところがあったりで想像以上にしんどかったです。。
これほど普段鍛えておけば良かったと思ったことはありません。
でも登っている人達の中で日本人の方もちらほらいて、励ましながら登ってこれたのも心強かったですね。
もう一生登れないであろうエアーズロックに登頂できたことは感慨深いものがありました。
登りたくても登れなかった人もいることを考えると本当にラッキーだったなと思います。
帰りは同じ道をまた1時間かけて降りました!
エアーズロック(ウルル)への行き方
ウルルに行くにはYulara(ユーラーラ)という街をまず目指しましょう。そこはホテルやスーパー、ガソリンスタンドなどがあり、滞在するのに便利だからです。

エアーズロック空港を利用する方はユーラーラまで車ですぐです!
そこからウルル・カタ・ジュタ国立公園まで向かいます。ウルルまでは行く時間帯にもよりますが、車で約30分くらいです。
ウルル・カタ・ジュタ国立公園の入り口では公園の全体マップをもらえます。日本人だと言えば日本語のマップをゲット出来ます!
朝日や夕日を見るおすすめポイントも記載されているので必ず入手しましょう!
ウルル・カタ・ジュタ国立公園の料金はいくら?
多くの方が観光で行かれると思うのでビジター料金を載せておきます。(ちなみに年パスもあります)
- 大人(16歳以上) 25ドル
- ファミリー(大人2人+子供2人以上) 65ドル
- 子供(5歳〜15歳) 12.5ドル
0〜4歳のお子様は無料です!
購入は現地でも可能ですが、オンラインからでも購入できます。
※オンラインをクリックすると購入ページに飛びます

嬉しいことに一度パスを購入すれば3日間有効となります。しかも追加費用なしで5日間に延長も出来ます!
セカチューのロケ地であるキングスキャニオン!
さてお次はキングスキャニオンについて触れていきます!
キングスキャニオンは【世界の中心で愛を叫ぶ】のロケ地でもあります。30代の方ならドンピシャのはず!
全然関係ありませんが、私はてっきりウルルがロケ地だと思ってました(笑)

私はハナから高いツアー料金には目もくれず、自力で行きました。あくまでメインはウルルだったからです。
しかし、そのキングスキャニオンに向かう途中で悲劇が起きます。。
恐怖!キングスキャニオンに向かう途中でタイヤがパンク!
荒野を運転中、それはあまりにも突然でした。なんとタイヤがパンクしたのです!!(T_T)
あれはキングスキャニオンを目指し始めて1時間半くらい経った頃でしょうか。
初めはなんだか車体がさっきよりガタガタ揺れるようになったな、くらいで大して気にしていませんでした。
もう少し慎重に運転しようと走り続けていた時、それは起こりました。
突然バランスを失い、スリップしたのです・・!
それに驚いた私は思わずハンドルを右に切ってしまい、危うく横転して大惨事になるところでした。

それはあまりにも突然なことだったので一瞬何が起きたのか分からずただただ呆然。
呼吸を整えたところで、一度車を降りて何が起きたのか確認したところ、左前のタイヤが完全にやられていました。。
この有様を見た時、私は「完全に終わった・・」と思いました。
なぜなら決定的なミスをしていることにこの時初めて気が付いたからです。
私はこんなに荒地だと思っていなかったので替えのタイヤを準備していませんでした。
そして目的地に辿り着けないのはもちろん、電波もないから助けを呼べない・周りに人は人っ子ひとりもいやしない!!
それもそのはず。私がいるのは果てしなく続く荒野地帯だったからです。
あるのは数日間は持ちそうな微量な食料と水、キャンプ用品のみ。
あの絶望感と言ったらもう、言葉に表せません。
現実を受け入れて今日はここで野宿かなと考えていた時・・
いや待て。こういう時こそ人の助けを借りよう!と持ち前のポジティブさを発揮し、一か八かここを通る車にヘルプを求めることにしました。
パンクしてから15分くらい経った頃でしょうか。一台の車がやってくるのが見えました。
すかさず手を大きく振ってアピール!すぐに止まってくれました(これだけでも嬉しい)
降りて来たのは若い男女の集団。彼らもキングスキャニオンに向かう途中だったようです。
事の経緯を説明し、どうすべきか聞きました。


悔やんでも後の祭り。他に使えそうなタイヤは周りに落ちてないか探しましたが、落ちているのはパンクしたタイヤばかり。
まさにタイヤの墓場。
彼らの車で連絡が取れるところまでお願いして乗っけてもらおうか考えていたところ、もう一台の車が反対側からやって来て止まってくれました!

かくかくしかじか・・

言われた通り、トランクを開けますがタイヤがあるはずもありません。

と心の中で思っていたら、

何?!トランクの下だと?そんなところあるの?と車にそんなに詳しくない私はそんな場所があるのか半信半疑でした(無知って怖い)
言われた通り荷物をどかし、マットの下をめくってみると、

奇跡的にスペアタイヤが装備されているではありませんか。(前の車の持ち主に感謝!)
使えそうかおじさんとイケメンオージーが確認してくれ、装着までしてくれました!
日本に帰国した今も、本当にこの2組に出会えていなかったらと思うとゾッとします。感謝しても感謝しきれません。

無事にキングスキャニオンに到着!
正直言うと、またタイヤがパンクしたらどうしよう。。と気が気ではありませんでした。
あの一件があった後、いつもより120%安全運転で運転した結果なのか、その後は何事もなく無事に目的地に到着出来ました!
その日はウルルの夕日を見るために車でまだ4時間くらい運転しないといけなかったので、結構早足で観光しました。
30分くらいで歩けるコースと本格的に回る長時間コースがあったので私は30分のゆるいコースを選択。
見渡す限り岩だらけの道を歩きます。写真を撮りながら進んでいると、不意に看板が!
その先で工事をしているようで道が行き止まりとなっていました。
仕方がないので来た道を戻り、このままウルル向かおうか悩みましたがまだ時間があったのでこのまま観光を続行することにしました!
どれどれ、本格的コースはどうなのかな?と興味本位で近づいて見ると、しょっぱなから既にエグい。
これが目に入った瞬間引き返そうと思いましたが、いけるとこまで行ってみよう!とやる気スイッチを入れて登ることにしました。
大体20分くらい経ったころ、ようやく岩の階段を登り切りました!!
下を見下ろすとここまで登って来た達成感が味わえました。更に先に進むと、もはや断崖絶壁。

足踏み外したら一巻の終わりです。
足元に怯えながらも、夢中で写真を撮りまくりました。


滞在時間は約1時間でしたが私としては十分満足出来ました。
キングスキャニオンへは誰でも無料で入れます。もちろん駐車代もかかりません!
キングスキャニオンへの行き方
行き方は何通りかありますが、今回はアリススプリングスからキングスキャニオンへの行き方です。
私と同じくワーホリされている方で車を持っているならドライブ一択。
所要時間は約6時間の長距離ドライブです。まずはキングスキャニオンの駐車場を目指しましょう!
そこからキングスキャニオンへは目と鼻の先です。
- National Highway 87 まで Parsons St を進む
- 右折してLasseter Hwy/State Route 4に入る
- 右折してLuritja Rd/State Route 3に入る
- 右折してKings Canyon Accessに入る
ちなみに私は時短でアーネスト・ジャイルズ・ロードを利用して悲惨な目に会いました(泣)

という方以外はおすすめしません!!マジで。
長距離ドライブとなると何より一番困るのがお手洗い!
お気づきでしょうが周りになーんもありません!!緊急事態の時は野外で用を足す覚悟も持ち合わせておいた方が良いでしょう!(大真面目)

車内から撮ったので画質荒くてすみません(汗)
観光で来ている方ならレンタカーを借りて同じようにドライブするのもありですね。
そんな長距離運転したくないという方はツアーを申し込んで行くと安心です。
ウォルパ渓谷はナウシカが飛んで来そうな場所だった
ウルルを登った時に遠目からでも分かる出で立ちがこのウォルパ渓谷でした。
独特な岩の形が並んでるように見えますが、近付くと全く別物です。そしてデカい!
そうなんです。ジブリファンの間では、あの【風の谷ナウシカ】のモデルとなった場所ではないか?と噂されています。
公式に発表されている訳ではないので真相は不明ですが、ジブリ好きとしてはテンション上がりました!
よく観察すると岩に穴が空いてます。表面は滑らかに見えますがゴツゴツしていました。
私が行ったのは朝8時ごろだったのにも関わらず、他にも早起きさんがたくさんいて散策していました。
風の谷と言われている理由としては、岩と岩に隙間があるので風が通り抜けやすいからではないか?と推測。
天候にもよると思いますが、確かに強い風が吹いていました。
ウォルパ渓谷はカタ・ジュタ公園内にあるのでアクセス良し○
ジブリファンでもそうでない人もウルルまで来たらぜひ寄ってみてほしいです!
エアーズロック周辺で必要な持ち物(あったらいいもの)
ここでウルル等の観光地に向かう方に必要なものを載せておきます。
100%必要なものには星(☆)を付けたので参考にしてみてください。
- ハエ避けネット(☆)
- 軍手
- スペアタイヤ(☆)(※自力で運転する方)
- 飲み物
- 食べ物
- ガソリンタンク(☆)(※自力で運転する方)
- 歯磨きなどの衛生用品(☆)
- 歩きやすい靴(☆)
- サンダル(あればホテル内で便利)
- 携帯等が充電できるモバイルバッテリー(☆)
- 音楽を聴けるスピーカー
パッと思い付いたものでこれくらいでしょうか。

アリススプリングスに滞在していた時はそこまで気にならなかったハエさん。
しかーし!オーストラリアの中心地に行けば行くほどハエがたくさんいます。
それがウザいのなんの。。顔まわりにたかられるとホント発狂したくなる程。
気にしない人は必要ないとして、虫嫌いな人は必ず入手してください!!
私は運良く知人にもらうことが出来ました。マジであって良かったものNo. 1ですね。
軍手はウルルに登る時に滑るのであればベストです。なくても登れたので問題なし。
音楽を聴けるスピーカーは主にドライブする人のお供にあれば最高です。長距離無音だと寂しいですからね。
それに伴い、携帯やスピーカーを充電できるバッテリーも必須!
食べ物・飲み物はユーラーラに着くまでにあれば困らないレベルです。
滞在費はいくら必要?
あくまで私が実際に滞在してかかった費用を大まかにお伝えしていきます。
- 宿泊費(2泊3日)・・76ドル(1泊38ドル)
- ガソリン代・・133ドル
- 食費・・15ドル
- 観光費・・25ドル(国立公園の入場代)
トータルすると249ドル!
1ドルを仮に75円として、日本円で約18,675円ですね。
まず宿泊費ですが、私はアウトバックパイオニアホテルに泊まりました。
正確にいうと、このホテル内にあるドミトリーを利用しました。20人が寝られるベットがズラーっと並んでいる部屋です。
一般的なホテル料金はやはり高い!!贅沢は言ってられないので一番安いこの部屋を予約しました。

ちなみに私は外食は軽食を買ったくらいでほとんどしていませんでした。
アリススプリングスのスーパーで必要な食べ物を購入して毎日ロッジで自炊してたので食費はそんなにかかっていません。
ウルル周辺のガソリンがめちゃくちゃ高い!!

一番お金がかかったのがガソリンです。これがバカにならない!
ウルルのある中心地はガソリンが鬼高いです。なんと1リットル200ドルを超えていました。
そしてガソリンタンクを購入して予備のガソリンを持っておくとベストです。
滞在日数はどのくらい必要?
私と同じようにキングスキャニオン・ウルル・ウォルパ渓谷に行く方は2日3日でちょうど良いと思います!
どれかを削るのであれば1日でも構わないですが、天気に左右されるのが嫌であれば2泊はあった方がいいでしょう。
じっくり観光したい人は3泊あれば十分です。それ以上は必要ないかなというのが実際行ってみて感じました。
しかし、行く季節によって気温がかなり変わるので注意が必要です。
エアーズロック周辺の天気はこちらからチェックできます!

まとめ
魅力度満点のウルル、キングスキャニオン、ウォルパ渓谷をご紹介しました。
今回はハプニングもありましたが、人の優しさにも触れることが出来た旅となりました。
オーストラリアに来たら是非とも自分の目で確かめていただきたいです。
行くまでが大変ですが、その分言葉にならない感動が待ってます!
あなたの旅が良いものになりますように。